コンテンツにスキップ

MGN移行ガイド/MGN仕様の確認

本サイトは Classmethod Cloud Guidebook (CCG) のデモサイトです

デモサイトのため、実際の内容と相違がある点にご留意ください。
クラスメソッドメンバーズをご契約中のお客様は下記リンクからアクセスください。
Classmethod Cloud Guidebook

MGNの仕様のうち、特にマイグレーション時に考慮が必要な点を説明します。

エージェント有無

MGNは移行したいサーバーにエージェントをインストールし、データをAWSにレプリケーションします。 一部の環境においてエージェントレスでのレプリケーションに対応していますが、これは会社のポリシーや技術的な制限のためにエージェントをインストールできない環境を対象としています。 原則としてエージェントの利用が推奨されており、継続的な同期を行い切り替えにかかる時間を最小化できます。

MGN利用費用の見積もり

移行したいサーバー 1 台につき、AWS Application Migration Service を 2,160 時間 (連続して使用した場合は 90 日) の無料期間で利用できます。 AWS Replication Agentをインストールした時点で始まり、レプリケーションを停止するまで継続されます。 無料期間をこえた場合、サーバーごとに1時間あたりの費用が発生します。 無料期間でも、レプリケーションサーバーやテストインスタンス・カットオーバーインスタンスのEC2およびEBSの費用が発生します。

サポートOS

MGNがサポートするOSとユーザーガイドに記載の追加の考慮事項を確認します。

データレプリケーションの経路

データレプリケーションの経路について、インターネット/Direct Connect/VPNから選択します。転送中のデータはTLS 1.2 を使用して暗号化され、ソースサーバーからVPC に直接転送されます。

MGNエンドポイントへの接続

ソースサーバーから、MGN及びS3のエンドポイントに接続できる必要があります。接続する経路をインターネット/Direct Connect/VPNから選択します。Direct ConnectまたはVPNで接続する場合は、VPCエンドポイントを作成します。

ステージングエリアサブネットの作成

レプリケーションインスタンスが起動するステージングエリアサブネットは他の用途と兼用しないことが推奨されています。必要な場合は、専用のステージングエリアサブネットを作成します。ステージングエリアサブネットとテストインスタンス、カットオーバーインスタンスは同じAWSアカウントの同じリージョンである必要があります。

Active Directory関連の留意

移行対象にドメインコントローラー及び、ドメインに参加しているサーバーがある場合は注意が必要です。ドメインコントローラーを含む環境全体をAWSに移行する場合は、最初にドメインコントローラーを移行することが推奨されます。ドメインコントローラーをオンプレミスなどのソース環境に残す場合は、テストインスタンスとカットオーバーインスタンスを隔離します。隔離はアウトバウンドルールのないセキュリティグループを割り当てることで行えます。カットオーバーインスタンスが起動したら、ソースサーバーを停止します。完全に停止したら、隔離を解除することでカットオーバーインスタンスがAD情報を引き継ぐのでADに登録されたIPアドレスの変更します。

切り替えに伴うサービスダウンの時間

カットオーバーインスタンスの起動を開始してからレプリケーションが停止されます。レプリケーションが停止してからの変更はカットオーバーインスタンスに反映されません。カットオーバーインスタンスが起動してから、ユーザーがDNSの変更などシステム切り替えを行なうとユーザーはサービスを利用できます。データの反映を考慮すると、カットオーバーインスタンスの起動を開始してからシステム切り替えが完了するまでがサービスダウンの時間と考えられます。

レプリケーションの帯域制限

レプリケーション時の通信の帯域制限は可能ですが、制限しないことが推奨されています。

レプリケーションサーバーのインスタンスタイプ

初期設定ではレプリケーションサーバーt3.smallで作成されます。必要があれば変更します。

切り戻し

テストインスタンスやカットオーバーインスタンスの起動後に問題が発生した場合は、ライフサイクルを1つ前のステータスに戻すリバートを実行します。 リバートを実行すると対象インスタンスは削除され、ライフサイクルがReady for testingReady for cutoverに戻ります。MGNでの移行を取りやめる場合はソースサーバーからエージェントをアンインストールします。